親鸞聖人の教え(平生業成)

親鸞聖人といえば、平生業成。平生業成といえば親鸞聖人。
平生業成とは、平生に業事成弁する、ということで、平生に人生の目的が完成することをいいます。
今日まで、親鸞聖人ほど、人生の目的完成を徹底して叫ばれた方はないでしょう。

では、人生の目的とは何か。何事にも目的が大事です。目的がなかったら、やっていることに意味が
なくなってしまうからです。歩く、走る、泳ぐ、飛ぶ、みな目的あってのことです。目的地無しに歩いて
いたら歩き倒れあるのみ。ゴール無しにマラソンしていたら走り倒れ。周り中水と空しか見えない大海
に放り出されて、ただ泳いでいたら、土左衛門あるのみ。行く先知らずに飛んでいる飛行機は、墜落
の大悲劇あるのみだからです。

では、私たちが「生きる」「生きて行く」目的はなんでしょうか?
生きる目的を知らずに生きていたら、死ぬだけです。やがて歳をとり、病気になり、苦しんで死ぬ。
人生の目的を知らずに生きたならば、大悲劇あるのみです。どんな生き方をしたにせよ、生きる
目的を知らなければ、無意味です。生まれたと同時に死ぬのと、かわりません。

政治も経済も、科学も医学も、人間のやっていることはすべて生き方の問題であり、「どう生きる」
に関することです。それも大事ですが、そうやって苦労して生きる目的は何でしょうか。
「なぜ生きる」のでしょう。なぜ、自殺は愚かなのでしょうか。なぜ、臓器移植してまで生きる、
のでしょう。だれも答えられません。人生の目的を知らないと、答えられない問題だから。

その、すべての人間にとって、もっとも大事なこと、全人類の大いなる忘れ物、それをあきらかに
されたのが、親鸞聖人であり、平生業成の教えなのです。

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